先週、ACROBiosystems はBA.2.75（ オミクロン株から派生した新たな変異株）をターゲットとする最新の抗原製品を発表しました。

今年5月になってから、BA.2.75はインド全土で急速に広がっています。この新たな変異体が発見て以来、英国、米国、オーストラリア、ドイツなどの国でも感染者が出ています。非公式で「Centaurus」と呼ばれていたBA.2.75は、世界保健機関（WHO）によって、懸念される変異株（VOC）ではなく、注目すべき変異株（VOI）に分類されました。この新たなオミクロン変異体による脅威はどれだけ進行かまだ不明ですが、世界中の医学専門家が警戒を呼びかけています。

WHOのCOVID-19テクニカル部門のリーダーであるMaria Van Kerkhove博士は、BA.2.75を適切に解析するには、サンプル数がまだ足りていないと指摘しました。現在、14カ国から200の配列が収集されているのみで、この変異体の解明の大きな制約要因となっています。

大多数の人はワクチン接種済みですが、新たな変異株に対し、免疫回避の可能性も高くなっています。そのため、ワクチン接種者数が多いにもかかわらず、新しい変異株による感染率の増加が予想されます。これは、Yamasobaらの最近の研究でも確認されています。BA.2.75などの変異株向けの、承認済みの10種の治療用モノクローナル抗体のほとんどは、新型コロナ変異株、特にBA.2.75を中和できませんでした[2]。

他のオミクロン変異株とは異なり、BA.2.75 には、オミクロン BA.2 よりも複雑な構造を持ち、変異したところが増えています。 配列分析から見て、BA.2.75 が BA.2 よりも 17 個多いヌクレオチド変異を含んでいます。 主な変異としては、Spike タンパク質の G446S と Q493R には、重要な抗原変換効果があります。 研究によると、G446S 変異は最も効果の高い免疫逃避部位の 1 つで、Q493R 変異は ACE2 受容体に対するウイルスの親和性を高めることができます。

これらのより感染力の高い新型コロナ変異株の出現により、長期的なワクチン接種も考えられています。一方では、新しい変異株に対応する新しいワクチンを開発するのではなく、「追加接種」を提案する専門家もますます増えています。モデルナ社も最近、Omicron 変異株を対象とした 2 つの潜在的な追加接種用ワクチンがこの秋にリリースされる予定だと発表しました。

The purity of SARS-CoV-2 Spike Trimer, His Tag    (BA.2.75/Omicron) (Cat. No. SPN-C522f) is more than 90% verified by SEC-MALS.    The molecular weight of this protein is around 496-548 kDa.

Measured by its binding ability in a functional ELISA.    Immobilized SARS-CoV-2 Spike Trimer, His Tag (BA.2.75/Omicron) (Cat. No. SPN-C522f) at 1 μg/mL (100 μL/well) can bind    Human ACE2, Fc Tag (Cat. No. AC2-H5257) with a linear range of 0.2-16 ng/mL    (QC tested).

SARS-CoV-2 Spike Trimer, His Tag (BA.2.75/Omicron)    (Cat. No. SPN-C522f) at 1 μg/mL (100 μL/well) can bind    Anti-SARS-CoV-2 Spike RBD Broadly Neutralizing Antibody, Human IgG1 (Cat. No. SPD-M265) with a linear range of 0.1-2 ng/mL (Routinely tested).